上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- / Top↑
臓器移植法の改正案を審議する衆院厚生労働委員会の小委員会は21日、医師ら6人の参考人質疑を行った。

 今国会で改正案を採決する機運が高まる中、参考人は現行法の問題点や改正案への賛否について意見を述べた。

 現行法については、〈1〉15歳未満の脳死臓器提供を認めていない〈2〉本人の生前の意思表示と家族の同意を求めており、提供条件が厳しい--などの問題点が指摘されている。これに対し、衆院には現在、年齢制限をなくし、家族の同意で提供可能にするA案、本人の意思表示など現行法の条件を維持し、提供可能年齢を12歳以上にするB案、脳死の定義を厳格化するC案--の3改正案が議員立法で提出され、ほかに新たな改正案の議論も進んでいる。

 参考人質疑では、旧国立小児病院小児医療研究センターの雨宮浩・元センター長が、移植医の立場から「臓器移植法の施行後も多くの患者が亡くなっている。提供数増加を期待できるA案を採用すべきだ」と訴えた。

 日本弁護士連合会人権擁護委員会の光石忠敬・特別委嘱委員は「脳死判定は厳格化すべきだ」とC案に同調し、本人の意思表示なしの臓器提供や、年齢制限の撤廃・引き下げには反対する考えを述べた。

 日本医科大の横田裕行教授は救急医の立場から、脳死判定を担う病院に対する人的支援を呼びかけた。大阪医科大の田中英高准教授は小児科医の立場から、小児の脳死判定の難しさなどを説明した。





議員立法で国会に提出されている三つの臓器移植法改正案について審査する衆院厚生労働委員会の小委員会が21日、開かれた。専門家ら6人が参考人として意見を述べ、質疑に応じた。現在認められていない14歳以下の子どもの心臓移植など脳死移植の増加を求める一方、脳死判定の難しさを指摘する意見や自己決定の尊重を求める立場からの反論が出された。

 参考人は意見陳述順に▽日本医科大病院の横田裕行副院長▽日本弁護士連合会人権擁護委員会の光石忠敬(ただひろ)特別委嘱委員▽国立小児医療研究センターの雨宮浩名誉センター長▽大阪医大の田中英高准教授(小児科学)▽海外で心臓移植を受けた青山茂利さん▽日本宗教連盟の斎藤謙次幹事。それぞれ約15分ずつ意見を述べ、各党の代表者からの質問に答えた。

 改正案は(1)脳死を一律に人の死とし家族の同意があれば年齢を問わず臓器提供を容認(A案)(2)提供年齢を現在の15歳以上から12歳以上へ引き下げ(B案)(3)脳死の定義を厳格化(C案)の3案。

 雨宮氏はA案を支持する立場から「(内閣府調査では)6割を超える人が家族の同意で提供していいと考えている。家族の同意だけで臓器を提供できるのがグローバルスタンダード。国際事情で(海外での)小児の提供は極めて困難になる」と述べた。

 一方、光石氏は「A案は多くのレシピエント(臓器を受ける患者)の利益のために少数のドナー(臓器提供者)の犠牲はやむを得ないという考え方に基づいている。日弁連はC案を支持する」と反論した。

 田中氏は、脳死判定後も脳波が戻った長期脳死の例を紹介。「小児科医は脳死判定を不安に思っている。判定には限界があることを国民に知ってもらった上で改正議論を進めてほしい」と訴えた。また、「家族の同意で提供が認められると、虐待による小児の脳死例が見逃される」と懸念を表明した。

 斎藤氏は「宗教や文化などを踏まえ総合的に検討すべきだ」と批判した。【関東晋慈、田所柳子】

 ◇脳死

 脳の全機能が失われ、二度と回復しない状態。臓器移植法は臓器提供をする場合に限り、脳死を「人の死」とする。法的脳死判定基準(対象6歳以上)は、(1)深い昏睡(こんすい)(2)瞳孔が開いたまま(3)脳幹反射の消失(4)平坦(へいたん)脳波(5)自発呼吸の消失--の5項目について、6時間以上の間隔で2回判定することを求める。6歳未満は旧厚生省研究班が2回の判定間隔を24時間以上とする基準をまとめている。一方、脳死判定後も1カ月以上心臓が停止しない患者もみられ、判定の難しさを指摘する声が出ている。

臓器移植
スポンサーサイト
2009.04.22 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://ricarica.blog77.fc2.com/tb.php/281-210ad900
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。